- 未来、札幌といえばSapporo 2 となる
- 未来、Sapporo 2 は、自由に広がるパラレル・ワールド
- 未来、Sapporo 2 は、私たち自らの手で創り出した世界
- 未来、Sapporo 2 は、あたり一面一日中雪に覆われている
- 未来、Sapporo 2 に降る雪は、どんな人にも平等に降り積もる
- 未来、Sapporo 2 に降る雪は、現実に存在する、つまり隠すだの、暴くだの、ひとの本性や振る舞い、行動や感情をあらわにする経験
- 未来、Sapporo 2 に降る雪は、最も重要な経済的資源になる。
- 未来、Sapporo 2 に降る雪は、もう厄介者ではない
- 未来、Sapporo 2 に降る雪は、夏になっても現れる
- 未来、Sapporo 2 に降る雪は、あらゆる営み、すべてが白い
雪の降る街、札幌
1.
- 未来、雪は、私たちの姿を映し出す鏡であることを知る
- 未来、雪は、空気に漂う水のかたまり、だから雪は私たちに、私たちは雪に似ている
2.
- 未来、コミュニティをつくるのは、雪
- 未来、形にやどる美しさをあらわすのは、雪
- 4.
- 未来、雪は芸術的なツールになる
- 未来、雪はアート、アートといえば雪
3.
- 未来、アートは特別な才能の産物ではなくなる
- 未来、ひとりだけの活動には、なんの意味もなくなる
- 未来、世界中のあらゆる場所で、アーティストが共に働く
- 未来、アーティストが、社会で大切な存在となる
- 未来、アーティストはお互いに関係ないもの同士をつなぐ鍵となり、その成り行きを見さだめる
- 未来、あらゆるものにアートが行き渡り、なんでもアートになる
- 未来、生きることがすでに芸術なのだから、だれでもアーティストなのだ
- 未来、共に働くことにのみ、意味が生まれる
未来、美学的な既存の価値観は、過去に追いやられる - 未来、アートは競争ではなく、みんなの意見をまとめ、意味を与える
The artist’s position / アーティストのポジション
1.
しかし、
- 未来、アートと社会を結ぶため、アーティストはあらゆる術を身につける
- 未来、いたるところで、アーティストは創造性を発揮する
2.
- 未来、アーティストは未知の領域を探り、自分自身の道を切り開く
- 未来、ただの公共スペースが、誇るべき文化的な遺産になる
3.
- 未来、社会の利益のために、公金は芸術文化に使われる
- 未来、改めて、アートとは、取り囲むすべての物事の流れの中にあるわたしたちの言語によるコミュニケーションで あるが故に、コミュニティが文化を支援することになる
4.
- 未来、陽ざしを跳ね返し、空を明るくするのは、雪
- 未来、重なり合う時間の流れを見せてくれるのは、雪
- 未来、新しい連携をつくり、可能性を見つけるのは、雪
未来、可能性を試行錯誤して、文化的発展をもたらすのは、雪 - 未来、雪でできた公共事業は、その年の積雪量に応じて毎年新しく造り替えられる
- 未来、みんながやっている除雪作業を利用すれば、見たこともないほど壮大でたくみな風景ができあがる
- 未来、あちこちの通りという通りで、雪のまつりを楽しむ
- 未来、それぞれの学校という学校で、おもしろい雪の風景をつくる
- 未来、街のあちらこちらで、雪のコンテストがひらかれる
- 未来、毎年のSapporo 2の雪まつりは、再び地元のまつりとなり、訪れる人をあたたかく迎える
プロジェクトとその結果
1.
- 未来、初雪が降った日をよろこぶ祝日をつくる
- 未来、雪の玉を投げ合うことも、コミュニケーションと対話になる
2.
- 未来、Sapporo2は、現代の日本文化を映した雪まつりになる
- 未来、雪まつりが、政治的なそして社会的な問題提起を行う
3.
- 未来、とける雪、消えゆく雪、かたまった雪、降る雪、それぞれの雪の姿を胸に抱き、自分自身と重ね合わせる
- 未来、現実はまるで雪そのもの
雪の季節が訪れるたび、自分を見直し変えていく
それまでの発言のすべてが、雪のようにそのうち消えてなくなるから
4.